1954年の映画「ゴジラ」で、初代ゴジラを演じたスーツアクターの
中島春雄(なかじま・はるお)さんが7日午後、肺炎のため亡くなったことが分かった。
88歳だった。山形県出身。
中島さんは25歳の時に、日本初の特撮怪獣映画「ゴジラ」で、主役のゴジラのスーツアクターを務め、
その後18年、12作品にわたり、ゴジラシリーズでゴジラを演じた「ゴジラ俳優」として名をはせた。
71年「ゴジラ対ヘドラ」の出演後、42歳で東宝から専属契約解除を言い渡され、
東宝系列のボウリング場勤務に。翌年公開の「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」で、
特撮スタッフらの声かけによって再びゴジラを担当したが、この作品を最後にスーツアクター業を引退した。
勤務先のボウリング場が閉鎖された後は、同社経営の麻雀店の店長などを務めた。
中島さんは、海外でも「ゴジラ俳優」としての知名度が高く「ミスターゴジラ」の愛称で親しまれた。
2011年には米ロサンゼルス市から市民栄誉賞を受賞している。
[ 2017年8月8日 10:29 ]
スポニチ
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死去した中島春雄さん Photo By 共同
